僕には子どもがふたりいて、上の子が2年前に小学校に入学したのですが、
入学式の日、式が行われる体育館に入場した瞬間、
カーテンが開けられた窓一面に桜並木がひろがっているのを見て
驚き、呆然とし、感動しました。
この桜並木は小学校の敷地内にありますが、
体育館に入らないと校内からは見えないところに植えられていて、
その視界はほぼ初めてこの小学校を訪れた僕には心底予想外なもので、
その心憎い計画と演出に感心し、カメラを持ってなかったことを後悔したりしました。
それから2年経った今年、下の子が入学することになり、
「またあの『体育館の窓一面に桜並木』が見れる」という期待で
1ヶ月くらい前からソワソワし、桜が散ってしまわないか心配もし、
その感情が『我が子の小学校入学』とリンクしながら、喜びの春を迎えました。
昨日、入学式が無事に行われ、ちゃんとカメラも持って行きましたが、
やはり桜はほとんど散った後でした…。
それでも残った花と青空のコントラストは美しく、
座った席からはよく見えない我が子よりも窓の外の桜を見ている時間のほうが長くなりました。
式後、児童も保護者もいなくなった体育館で写真を撮っていると
先生が話しかけてこられ、
伸びすぎて敷地外に飛び出た枝を切り落とすという話があることを聞きました。
大丈夫だろうとは思いますが、入学した我が子共々、元気であってほしいと思います。