広島県が主催する「ひろしま住まいづくりコンクール2021」において
事務所兼自宅である法成寺の家が広島県知事賞を受賞しました。
このコンクールは、いつまでも広島県に住みたいと思える魅力のある住まいづくりを表彰して
広く紹介することで、住環境のさらなる向上や住宅産業の活性化に寄与することを目的にされています。
竣工して1年半住んで、
設計の際思い描いた暮らし方ができていることを住まい手としても実感し、
それをそのまま評価いただいての受賞でした。
設計することと暮らすことがセットになるのは自邸だけで、
設計者としての自分を、住まい手である自分が批評する、
ある意味実験的な体験が今なお続いています。
宮沢賢治の「ほんとうの考えと嘘の考えをわけることができたら、その実験の方法さえ決まれば」
という言葉を、住宅の分野でやっているつもりです。
すべて、次に設計する住まいのために、ひとつひとつ積み重ねたいと思っています。
「ひろしま住まいづくりコンクール2021」