中国電力株式会社が主催する「第25回ぐっとずっと。エネルギア住宅作品コンテスト」において
事務所兼自宅である法成寺の家が新築住宅部門で優秀賞を受賞しました。
このコンテストは、省エネ性に優れ、中国地域の気候風土や変わりゆく住まい手の
ニーズに応じた住宅の普及・促進に貢献することを目的に開催されています。
建築家の方々が中心になって審査が行われ、受賞者はほとんどがアトリエ設計事務所という
レベルの高いコンテストで、その端くれに加えていただけたのは
恐縮しつつ、とても励みになりました。
審査委員の方からは
「L字型に配置された建物と打ち放しコンクリート塀に囲まれた立体的な庭を家の中心に据える。
設計の意図は見事に日常の暮らしに快適な喜びをもたらしているようです。どんぐり拾い、
焚火ごはんに興じる子どもたち。そして、それを眺めながらの充実したホームワーク。
そのまま何かのコマーシャルの一場面に使えそうなアフターコロナへのひとつの答えです。」
とご講評いただきました。
また、作品集の編集中に審査委員の方から「お子さんが写っている写真を使った方がいい」と
編集担当者の方に連絡があり、急遽子どもたちの写真も掲載することになりました。
そのことも講評も、建物そのものだけでなく、
その暮らしぶりやそこに見える理想をクローズアップしていただけたのは
設計者としても、住まい手としても嬉しく、家族の思い出にもなりました。