今年2月から工事を進めてきた東尾道の家が竣工し、
先日お引渡しとなりました。
東尾道の家は50代の女性のための住まいで、
これから先のご自身とご家族のことを考えて新築することになりました。
計画中、幾年先の暮らしの場面がいくつか想定されて、どうするか決め兼ねることがあり、
どう思われますか?と相談した際、
「石川さんが良いと思うのが良いと思います」と仰っていただきました。
予算や要望を満たしながら、住まい手の長い暮らしに配慮して計画する中で
いつの間にか雁字搦めになりつつあったのを、救っていただいたように思います。
設計者ができる限り想像して、想定していくこと。
多少語弊を含んでも、その想定が住まい手の暮らしを豊かに導くことを信じます。
お施主さまにはいつもあたたかく、ほがらかに接していただいて感謝しています。
ご家族のみなさまとも、長く長く、お付き合いできたらと思います。